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検査の流れ

1 問診・身体の検査

いくつかの問診表を用意し、主にご家族の方に日常生活のご様子などについて書き込んでいただきます。そのために、必ずご家族とご来院いただくようにお願いいたします。
ご家族が来られない場合には事情をよくわかっておられるお知り合いでも結構です。これらは診断をつけるために大切な問診ですから、できるだけありのままに書いてください。
また、MRIを撮影できるかどうかの問診もいたします。 身体の病気によって認知障害が起こっている可能性もあるので、レントゲン、血液検査、心電図を行い、身体の病気がないかどうかチェックします。

2 診察

問診表を参考にして、より詳しくお話を伺います。
手足の動きなど神経の働きや、身体の様子についての診察をいたします。

3 認知機能評価

認知機能を調べるテストをいたします。
初回はご本人にあまり負担がかけずに診断ができる内容を選びます。
必要な検査ですので、しっかりとこちらの質問に答えてください。

4 MRI検査

もの忘れの原因となるような脳の異常(脳萎縮、脳梗塞や脳腫瘍がないかどうか、水頭症がないかどうかなど)について、MRIで確認します。

5 総合的な診断結果と今後の治療について説明

認知症だと判断された場合、今後の治療方法について医師よりご説明いたします。
薬の効果や副作用、運動や食事などの生活改善についてのアドバイスなども丁寧にお伝えいたします。
生活習慣病とともに認知症が悪化する場合も多く、並行して治療を行う場合もあります。